中日ドラゴンズの「谷繁」と「野村克也」が3017試合出場で同じ捕手なので比べてみた
公開日:2015年7月26日
今日の出場試合で国内プロ野球選手歴代1位の「出場試合数」に並びました。恐らくすぐにでも更新されるでしょう、監督は自分自身ですからね。両選手とも同じ捕手出身で、日本記録保持者になったので違いを比較してみました。
出典:中日ドラゴンズ
谷繁 元信(たにしげ もとのぶ)とは?
広島県庄原市出身で、島根県江津市にある「江の川高等学校」現在の「石見智翠館高等学校」で甲子園ベスト8まで進む。高校通算は42本の本塁打で、東は江藤、西は谷繁と呼ばれていたそうだ。
江藤とは、江藤智の事で後に広島東洋カープや巨人で活躍したプロ野球選手で、2015年現在巨人の2軍打撃コーチのこと。
1988年ドラフト1位で横浜大洋ホエールズに入団(現在の横浜DeNAベイスターズ)
現在は中日ドラゴンズの選手兼任監督を務めている。
谷繁元信の成績と野村克也の成績
同じキャッチャー出身で、ここまで試合に出続けた選手はこの2人がダントツに多い。2人共数字が桁外れに多いが、打撃面では野村さんが圧倒している。打てる捕手では野村さんが1番ではないだろうか。
谷繁 元信 | 野村克也 | |
試合数 | 3017 | 3017 |
打数 | 8767 | 10472 |
安打 | 2105 | 2901 |
本塁打 | 229 | 657 |
打点 | 1039 | 1988 |
盗塁 | 32 | 117 |
四球 | 1133 | 1252 |
三振 | 1837 | 1478 |
生涯打率 | .240 | .277 |
この数字はプロ野球市場歴代1位
現役生活は谷繁元信が27年目で、野村克也は通算26年と野村さんを抜いた。打撃成績を見てみると、谷繁は無冠でタイトルを取ったことが無い。それに比べて野村は首位打者が1回、本塁打王が9回、打点王が7回、最多安打が1回と凄まじい経歴を残している。
ただし捕手は基本守備で輝くポジションなので、守備力も評価される。谷繁はベストナイン1回、ゴールデングラブ賞が6回、最優秀バッテリー賞が4回と表彰されている。
しかもそのバッテリーは、佐々木主浩・川上憲伸が2回・吉見一起と、当時球界最高の選手と言われた選手ばかりだ。
もちろん野村さんも、MVPが5回、ベストナインが19回、ダイヤモンドグラブ賞が1回、野球殿堂入りと輝かしい実績を残されています。
谷繁選手もいずれは「野球殿堂入り」に入ることは間違いないでしょう。
3番手にくる選手は?
野村・谷繁ときて、ではその次に来る捕手で実績を残せそうな選手は、現在のところ読売ジャイアンツの「阿部慎之助(あべ しんのすけ)」しかいない。
ただ今シーズンの阿部は絶不調で、1塁へコンバートされたり試合数や打率、本塁打なども激減している。打てる捕手というのは貴重だが、今後このような選手は出てこないのではないのではないか。
現役で無い選手では元ヤクルトスワローズの「古田敦也 」が野村の次に来るのではないだろうか。2000試合出場や打てる捕手という意味でも、古田の師匠は野村なのだから。
他に有力な選手は「田淵幸一 」「木俣達彦 」「伊東勤 」「矢野輝弘」このあたりまでが打てる捕手といえるのではないだろうか。
阪神タイガースでは「梅野 隆太郎(ウメノ リュウタロウ)」や巨人では「小林 誠司(コバヤシ セイジ)」このあたりが、将来の日本球界を打てる捕手として引っ張っていってくれれば、ますます盛り上がるだろう。魅力的な選手というのは、ファンの域を超えて他球団の選手でも応援したくなるものなのです。
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