阪神「金本」新監督と、戦力外の「玉置」「田上」に思うこと

阪神の監督が広島や阪神で活躍した金本氏に決まりました。指導者としての可能性は未知数ですが、いくつか期待するポイントはあります。そして応援していた「玉置」投手がついに戦力外となりました。ストーブリーグも話題が多くなってきました。(2016年1月10日追加)記事の後半で玉置氏と田上氏のその後について追加記載しました。

20151020-1
出典:阪神タイガース

金本知憲監督

和田監督の後任として10月19日に金本氏が監督に就任しました。就任の記者会見見ましたが、阪神ファントしては期待に胸躍るとはまさにこのこと。指導未経験の為、結果が出るまでに時間がかかるのは当然ですが、頼もしいコメントが多かったのが印象的です。

近年ではソフトバンクホークスの工藤監督や全日本の小久保監督など、指導経験が無くても結果を残せる監督がいます。しかしそれには補強やコーチ陣など、他のメンバーの協力があってこそ実現できるものです。今年は阪神球団も、コーチ陣総入れ替えでバックアップ体制を築いていくと力強いコメントがありました。

就任会見での気になったコメント

就任会見でのコメントが公式サイトに掲載されているので、気になったコメントを紹介します。

出典:金本知憲新監督が就任会見 阪神タイガース

―どんなチームを目指されますか?
やっぱり見ていておもしろいワクワクするようなチーム作り、とにかく監督、コーチ、一軍も二軍もフロントも結束して戦うチームを作っていきたいと思います。

フロントなどとの連携が問題視されていたここ最近、一致団結して戦える球団にしてほしいものです。ただし最初はいいが、徐々に失速していく監督も多かったので1年を通して実行して欲しいものです。

―期待の若手はいらっしゃいますか?
大砲、ホームランの打てるバッターがなかなか出て来ないので、そういうところを見てしまうのですが、今で言うなら、
江越、横田、陽川ですか。

和製大砲のホームランバッターが中々出てきません。金本自身が大砲だったのもあり、気になるのでしょう。2015年の阪神の本塁打数は78本とリーグ5位の数字で、更にセパ12球団でみると、11位。打率もリーグ5位でセパ合わせると10位という貧打です。

福留が復活し20HR打ちましたが、ゴメス17本、マートン9本と助っ人が並び、日本人2位は鳥谷の6本という寂しい数字。若手にはまたとないチャンスですので、キャンプから奮起して欲しい。

―コーチ陣のキーワードは?
情熱のあるコーチです。選手を育てる、練習に付き合う、そして僕に付いてきてくれるコーチですね。

コーチ陣は誰が入るのでしょうか。優勝メンバーで同時期に活躍した「矢野」「下柳」「赤星」らの起用が噂されていますが、仲良しでつるむのではなくて本気で目指さなければなりません。私自身3人共好きですが、召集する場合は、純粋に「戦力」として呼んで欲しいものです。そしてシーズン終了後、皆で笑顔で語り合えるようになれば最高です。

戦力外1人目:玉置隆

続報で戦力外通告が入ってきました。2選手を確認してみます。

出典:来季の選手契約について 2015年10月19日

19日(月)、玉置隆選手、田上健一選手に対して、来季の契約を結ばないことを伝えましたのでお知らせします。

まず1人目が投手の「玉置」です。当ブログをご覧になられている方は分かると思いますが、私が推していた選手です。簡単にプロフィールを見てみます。

1986年生まれ 和歌山出身 2004年ドラフト9位

市立和歌山商業高校(元阪神監督 藤田平さんがOB)

2000本安打を達成した藤田平さんの母校です、和歌山県の強豪校で智弁和歌山と毎年競っています。

プロ11年だが1軍通算成績は下記の通りです。

試合数20、投球回27回2/3、防御率1.96

2015年2軍では試合数34、投球回34回1/3、防御率3.93と良い数字ではありませんでした。2軍ではリーグの優秀選手賞を受賞したり、自由契約になり育成契約したりと苦労が多かった。結果が出ているときに1軍に呼ばれなかったりというのが多かった、2軍で安定している期間が長かったにも関わらずである。

ただしその頃の1軍の中継ぎにはJFK、ジェフや藤川・久保田などがいた。福原や安藤、江草や榎田や渡辺など安定して活躍する中継ぎが多く、出番がなかったのも原因だ。

今シーズンの投球も決して悪くはなかった、1軍で2回2/3を投げて4奪三振で球威があった。ただしコントロールにばらつきがあり安打を浴び点を取られた。

私自身応援はしていたが、阪神から他の球団へ移ったほうが良いと思っていた。

2015年阪神タイガース2軍(ファーム)投手の投手成績を振り返ろう

上記で2015年の阪神2軍投手陣の終了結果をまとめています。玉置はページ中段の「中継ぎ編」です。

戦力外にはなったが、オリックスバファローズへいった白仁田のように活躍して欲しい。他の球団でチャンスがもらえれば活躍してくれる可能性は十二分にある。

戦力外2人目:田上健一

2009年の育成ドラフト2位として入団した選手が「田上健一」だ。創価高校から創価大学を経て阪神へ入団した。この年は育成ドラフト1位に、同じ創価大の「高田周平」も選ばれ入団したが、わずか2年で戦力外になった。2013年から阪神の打撃投手をしているそうですが、今はどうか情報は分かりません。

1軍での通算成績は下記の通りです。

試合数123 77打数19安打 打率.247 本塁打0 打点3 盗塁11

足は速く、守備範囲も広いが打撃で定着が出来なかった。2軍でも35打数9安打で打率.257と活躍できず、昔の阪神の高波文一を思い出す。

追記)玉置氏と田上氏のその後についてはこちらから(2016年1月10日)

新監督が増えてきた

巨人は原監督が退任し、横浜DeNAはラミレス監督で、阪神は金本監督となります。6球団中3球団が新しい監督というフレッシュな1年になりそうです。ラミレスもキャラが濃いし、どんな戦いをしてくれるかとても楽しみです。

金本監督には長い目で常勝軍団を作ってもらいたい、1年目は次に繋がれば順位が下位でも仕方が無いですがある程度結果が欲しいのが本音。ストーブリーグも盛り上がってきて、今から来年の戦いが楽しみで仕方ありません。



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