阪神の金本知憲監督が、就任した月に始めたこと

公開日:2015年10月31日

阪神タイガース

ストーブリーグが全く寒くなくて、ワクワクと次に何が起こるか久々に楽しみな年になりました。どういう補強をするのか、どんな打順やチョイスをするのか、コーチ陣は機能するのか、新しい若手は伸びてくるのかなど、考えればキリがありませんが、良い方向には向かっていくと信じたいところです。2015年10月19日に就任してから、10月だけで様々なことがありました。

出典：阪神タイガース

10月19日　監督就任

和田豊監督が退任してから、金本知憲新監督が就任しました。大阪市内のホテルで就任の会見を開き、力強い言葉を放っていたのは印象的でした。

江越・横田・陽川の3人の若手には長打力を期待しているそうで、和製大砲の登場が待たれます。

10月23日　ドラフト会議

2015年のプロ野球ドラフト会議が行われました。

1位：高山　俊(明治大)
2位：坂本　誠志郎(明治大)
3位：竹安　大知(熊本ゴールデンラークス)
4位：望月　惇志(横浜創学館高)
5位：青柳　晃洋(帝京大)
6位：板山　祐太郎(亜細亜大)

投手3人・捕手1人・外野手2人に決まりました。1位の高山選手を獲れたのが大きく、ヤクルトの真中監督との一騎打ちとなり、ビデオ判定の結果、阪神が引き当てました。

→2015年阪神のドラフト指名選手の、入団前の成績を探してみた

ドラフト指名選手の阪神入団前の成績は上位から見れます。

10月27日　掛布雅之さん就任

ミスタータイガースこと掛布雅之さんが「2軍監督」に就任しました。バース・掛布・岡田の3連発バックスクリーンホームランは今でも忘れません。是非1軍へ和製大砲を送り込んで欲しいところです。

10月27日　矢野さん就任

矢野燿大が「一軍作戦兼バッテリーコーチ」として就任しました。待ってました、阪神の顔として活躍した扇の要の矢野さんの出番です。これからは金本監督と共に勝利に向かってひた走ってくれるでしょう。コーチ経験がなく、いきなりの1軍コーチ抜擢ですが、期待しています。

就任会見で気になったコメントは、ひいきのキャッチャーはおらず横一線から選手を見るとおっしゃっていたことです。若手だけでなく、ベテランにも十分チャンスがあるので来シーズンは競争意識が高くなりそうです。特に梅野はドラフト2位の坂本捕手と刺激し合える関係になってほしいですね、うかうかしてたらポジション取られちゃうよと。

10月28日　片岡・平野がコーチ就任

ついに帰ってきました、片岡さんと平野さんが阪神へコーチとして戻ってきてくれました。お二方はプレーに厳しく、熱いコーチとして現役選手に思いをぶちまけてほしいです。

片岡さんは「一軍打撃コーチ」として、今シーズンの不振に陥った打撃陣の改革をして欲しい。

平野さんは引退したばかりでまだ若いので、「ファーム守備走塁コーチ」としてまずは腕試しという事です。未来のスーパースターに育て上げて欲しいですね。

10月29日　藤原正典選手に戦力外通告

藤原正典選手が戦力外となり、阪神球団を去ります。

岐阜県立岐阜商業高等学校から、立命館大学を経て2009年ドラフト2位で入団しました。

2014年・2015年と2年連続で1軍登板は0でした。27歳とまだ若いですが、2軍でも結果が出ていないので仕方ないのでしょうか。入団１～２年目は良かっただけに残念だ。

2軍での成績を調べてみました。

やはり2011年がピークで、その後は結果が付いてきていません。元々コントロールもよくなく、四球数がここ数年ずっと多いのも気がかりでした。2013年は21回2/3で19四球、2014年は22回2/3で16四球と比較的多いです。現役続行の意思はあるのでしょうか、どこかで元気な姿を見せて欲しいですね。

10月30日　今岡と久慈が帰ってきた

阪神で首位打者と打点王を獲得し、晩年はロッテでもプレーした今岡誠が「ファーム打撃兼野手総合コーチ」として帰ってきました。147打点をたたき出した、チャンスに恐ろしく強かった極意を若手に教えていただきたい。言葉で多くを語るよりこうだ！と実際に動きで見せてくれる指導になりそうな予感もします。コーチの経験などを考慮し、ファームのコートとなったのでしょう。

そして阪神で新人王を獲得した久慈照嘉が、「一軍内野守備走塁コーチ」として帰ってきました。守備には定評があり、失策などのエラーを減らし守りから固めて戦力をアップしてもらいたいです。

10月30日　他のコーチなど

1軍の投手コーチに「金村 曉」が、打撃コーチに「濱中 治」が就任しました。2軍では、打撃コーチに「筒井 壮」が、守備走塁コーチに「藤本 敦士」が就任しました。

阪神の黄金時代を支えたメンバーも入ってきて、ますます楽しみになってきました。監督をはじめ、コーチも若手が多く、熱い思いで選手を引っ張っていってくれるでしょう。

10月30日　取締役社長の交代

阪神の球団社長が交代しました。9年間勤めた南信男取締役社長から、四藤慶一郎専務取締役が球団社長として決まりました。フロントも一丸となって選手や監督・コーチを支えて欲しい、そうでないと優勝は難しいですからね。

10月31日　下柳が臨時コーチ

臨時として阪神や日本ハムで活躍した下柳剛さんが帰ってきました。あくまで来春キャンプだけの臨時のコーチだそうで、楽しみですね。

10月だけでこれだけの話題が舞い降りました。来年に向けて着実に戦力は増していきます。1年目で結果を残せというのは酷ですが、次の年に繋がる何かは掴んでほしいところです。鳥谷の20HR指令や、藤川は復帰するのか、TOKIO(トキオ)のザ！鉄腕！DASH！!で阪神電車とリレー対決をするとか、阪神の話題で持ちきりのオフシーズンもますます期待大です。