プロ野球選手って夢のある職業だと思う、でも厳しい世界なのだ

NPB(日本野球機構)からプロ野球選手の引退後について、統計結果が発表されていました。思っていたより良い結果だと思えたのは、選手が若かったからかもしれません。20150515-1
プロ野球世界で選手として1年でも長くいたい、そう思うのは全てのプロ野球選手でしょう。
しかし、成績不振などで解雇されたり、年齢的に限界が来て引退する選手も毎年100人以上います。
もちろんすぐに次の再就職先が見つかれば良いが、皆が皆そうはいきません。

良く聞かれるのが、アルバイトもしたことがないので、引退後はどうしようと言う若い選手たち。
まだ若ければ若いほど良いが、中途半端な年代は経験が問われてくる年頃で、
つぶしが利かない年齢だと、転職はつらいと思う。

景気が良くなっているといわれても、それはほんの一部の話。
4月末時点での昨年度の戦力外通告を受けた選手と、現役引退した選手は、130人とのこと。

引退・戦力外後に野球の世界に残った人達

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出展:2014年戦力外選手/現役引退選手の進路調査結果

解説者やタレントに就職が決まったのはわずか4人、BCリーグからプロ野球選手が出てきた影響もあり、再挑戦する形が多くなっています。
ここ2年にBCリーグからプロ野球選手になったのは、下記の2選手です。

2014年BCリーグからのNPBプロ野球入り選手
中村恵吾(富山)福岡ソフトバンクホークス育成8位

2013年BCリーグからのNPBプロ野球入り選手
柴田健斗(信濃)オリックス・バファローズ7位

引退・戦力外後に野球の世界に残らなかった人達

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ただし、未定も22名います、3割近くは野球関係から離れているのが分かります。
テレビで引退選手のその後を映した番組もありますが、家族がいると野球にこだわっていられない、という現実が待っているのもあるのでしょう。

下記でも少し詳しいデータが載っていました
出展:プロ野球選手から警察官に転身も NPB引退選手調査

昨年までオリックスにいた、庄司龍二(28)西川拓喜(27)が大阪府警の採用試験に通ったそうです。若くて未来ある彼らには、是非大阪の町を明るくして欲しいですね。

130人の平均年齢は29・1歳で、平均在籍年数は8・5年。91人(70%)が野球関係の仕事を続けている。トライアウトでNPBの他球団と契約した選手が13人で、育成選手契約での再出発は18人。

このようなデータが出ていますが、NPBのページに2013年のデータが出ていました。

2013年平均年齢:30.5歳
2013平均在籍年数:9.9年

2014年平均年齢:29.1歳(1.4歳ダウン)
2014平均在籍年数:8.5年(1.4年ダウン)

若い選手の退団が多く、入団から早めにきられているのが分かります。
確かに慈善事業ではないから仕方ないのですが、選手を取る時はその人の未来も左右してしますので、慎重に選手を取って欲しいです。
入団して2年くらいで切られる選手もいるので、あまりにも可愛そうです。
若いのでまだやり直しが効くという、球団の温情かもしれませんが。

選手だった方達へのこれからの人生がより良いものでありますように。



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