タイガースの2015年前半戦を振り返り、戦力データの確認をしよう!後半戦のキーマンは誰だ?

交流戦も終わり、6月20日から後半戦がスタートします。オールスターも近いですが、今年の阪神からはほとんど選ばれそうにないでしょう。後半戦に向けて現状の戦力を把握します。20150618-1
まずは打撃部門、順位はセリーグ内の順位です。

打率(規定打席到達者)

15位:.260 鳥谷敬
17位:.256 福留孝介
18位:.254 ゴメス
19位:.243 マートン
24位:.227 上本博紀

残念ながら現在のところ、打率10傑は1人もいません。3割打者がリーグで6人しかいないので、投高打低の分ある程度は仕方ないですがこの数字は物足りません。

先日球団総安打数で第5位につけた鳥谷がトップですが、最近6試合で打率.208と調子も微妙です。前半好調だったゴメスの当たりが止まってしまったのも気がかりで、マートンの復調もあまり期待できそうにありません。後半戦も、かなり厳しい戦いが待ってるでしょう。

ネルソン・ペレスと阪神が入団契約合意に至ったそうです、マートンとの併用が予想されますのでマートンには奮起してもらいたいですね。

チーム打率は.229と12球団中最下位です(--;

本塁打(規定打席到達者)

05位:8本 福留孝介
08位:6本 ゴメス
23位:3本 鳥谷敬

福留の当たりが去年の後半から出てきました。このままいくと年間で18本打つ計算ですが、20本には乗せてほしいものです。

チームの本塁打数も、64試合経過で29本と12球団で最下位です。(--;
今年はチーム全体で、1発には期待できそうにありません。

打点(規定打席到達者)

04位:33打点 福留孝介
04位:33打点 ゴメス
20位:19打点 マートン
22位:17打点 鳥谷敬

福留とゴメスの打点がリーグ4位と高いです。福留の得点圏打率は.259、ゴメスの得点圏打率は.263と、通常の打率とあまり変わらないのに4位ということは、ここぞというとき(ランナーが貯まったときに)に打っているからでしょう。

鳥谷や上本の得点(塁に出てホームまで戻ってきた数)も、リーグ15位とそう高くはありませんからね。

得点も12球団中最下位です(--;

次は投手を見ていきます、前半戦は特に数人の先発投手の覚醒が目立ちました。

防御率(規定投球回数到達者)

04位:2.18 藤浪晋太郎
10位:3.22 岩田稔
16位:3.68 能見篤史
18位:3.95 メッセンジャー

20イニング以上連続無失点の藤浪とメッセが、前半戦の特に後半を支えてくれました。メッセにいたってはどうしようかと思うくらい、前半不調でしたが流石です。去年の最多勝・最多奪三振記録者です。岩田もゲームを作ってくれましたが、能見の調子が上がってきません。能見は12球団ワーストの7敗と不安定な投球が続いていて、見ていて危ないピッチングです。

失点数は、12球団中11位と下から2番目です、最下位は千葉ロッテマリーンズ。

ホールド

01位:15 福原 忍
10位:07 安藤 優也
20位:04 呉 昇桓
23位:03 高宮 和也
29位:02 松田 遼馬

12日のオリックス戦で久々の黒星がつきましたが、安定感は抜群で防御率も0.86と絶好調の福原。安藤は11日のソフトバンク戦で打たれてから防御率も5.56と精細を欠いています。ベテランの中で頑張っていますが、今年は球威やコントロールに苦しんでいます。1点差で安藤が出ると、少し怖いです。

中継ぎが若干崩壊気味もあり、福原への負担が増しています。先発が長いイニング投げている間は安心ですが、継投になった場合明らかに他球団よりは不利です。

セーブ

02位:18 呉 昇桓
09位:01 福原 忍

相変わらず絶好調のオスンファンです、延長でもつれる試合が多く2イニング任されることもありますが安定しています。まだまだセーブ王も狙える位置ですが、チーム状態が悪く○点リードの状態があまり多くないので、セーブが付く場面が今年は少ないように見られます。

後半戦へ向けて

先発投手陣が復活してきたのは予想以上に大きく、逆に負担をかけてしまい頼らざるを得ないチーム状況になっています。

中継ぎはもう少し安定し、野手の打率が上がってこないことには上位に食い込むのは難しいでしょう。鳥谷には最低でも.280は打ってもらいたい。中軸のゴメスと福留も最低20ホームランは期待したい・・・。個人的に狩野と柴田には3割近く打って奮闘してほしいですね。後半戦も頑張れ阪神タイガース!



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