今から「10年前の阪神2軍」を見たら泣きそうになった

大事なのは1軍で、阪神ファンでも2軍の成績はあまりチェックしない、そういう方もいるでしょう。ですが2軍には将来の阪神を支えてくれるかもしれない逸材がいて、まるで原石を見ているかのように光っている選手もいます。この選手が1軍でプレーすれば、どういうプレーや成績を残してくれるかな、そう思うとワクワクしませんか。20150516-1

10年前の阪神タイガースといえば?

セリーグ優勝し、日本シリーズで千葉ロッテに4連敗した年です。岡田監督率いる阪神はとんでもなく強く、下柳・井川・安藤が2桁勝利久保田・ウィリアムス・藤川のJFKが驚異的な防御率で締めくくる。

杉山・江草・橋本・桟原といった選手もこの年は元気で成績も目を見張るものがありました。

打っては赤星が60盗塁今岡が147打点金本が40本塁打、鳥谷・シーツ・桧山・矢野も渋い活躍を見せました。特に今岡の勝負強さは毎日楽しみでした。

実はこの年は2軍でも、将来の阪神を担う若手が着実に成績を収め、楽しみなシーズンでもありました。それだけ選手層が厚かったという時代でもあります。

10年前の2軍状況

2軍でも55勝27敗と圧倒的な戦力で、2位の中日に15ゲーム差をつけて優勝しました。

打撃陣の主力選手を見てみると、2軍でだがずば抜けた数字を残している選手がいる。

打数 安打 HR 打点 盗塁 打率
喜田 剛 271 82 21 55 2 .303
赤松 真人 240 87 7 33 29 .363
林 威助 223 71 10 40 3 .318
桜井 広大 177 62 10 37 6 .350
萱島 大介 122 34 1 13 11 .279
沖原 佳典 110 35 4 22 1 .318

私が特に期待していた選手は「喜田」だ。2年連続ホームラン王を獲り、将来の4番候補と期待されていた。しかし1軍が充実の野手陣だった為、出場機会が全く無く広島カープへ移籍した。移籍してからは、3年間で毎年60試合に出場した。2割前半~中盤の打率で本塁打は2~4本と豪快な打撃は見せられなかった。2011年に引退し、独立リーグを経て、今は会社員をしているそうだ。

足のスペシャリストとして時期赤星とのレッドコンビが見られるかと思っていた「赤松」も阪神では3年しか在籍せず広島カープへ、新井貴浩のFA人的補償として移籍した。1軍での打率は1割台だったが、3年目に8盗塁し期待していたのだが・・・。現在も広島カープに所属している。

林威助(リン・ウェイツゥ)も長打力が魅力で、1軍で2桁は打てる大砲だと期待されていたが、2007年に1軍で15本塁打、打率292とその1年だけ活躍し、2013年からは台湾でプレーしている。

桜井広大は、阪神に10年近く在籍したが活躍したのは3年ほどで、ギリギリ2桁ホームランを打ち、打率も2割後半と悪くは無かったが怪我に悩まされ、2011年に去った。現在は独立リーグでコーチをしているそうだ。

萱島大介は、足のスペシャリストとして、速さだけなら赤星や赤松より早いといわれていた。将来のリードオフマンとして盗塁王なども期待されたが、打撃が伸びずわずか4年で引退した。当時赤星が萱島の足を、高く評価していたのを今でも思い出します。今は競輪選手として活躍しているそうだ。

沖原佳典は、1軍でも勝負強い打撃を発揮していたがプロ入りが30手前と遅く、鳥谷の活躍などで出場機会が減り、楽天へ移籍しコーチもこなした。

2015年現在も活躍しているのは、赤松1人で熾烈な野手争いに苦戦している。

全ての選手を将来は阪神の主軸として見たかったが、1軍で活躍するには実力もさることながらチーム状況や運にも左右されてしまう。

この当時は本当に1軍も2軍も魅力的な選手ばかりで、将来の見通しもかなり明るかったがプロ野球の世界は厳しいところというのが現実だろう。

特に「喜田」「赤松」「萱島」が、阪神の1軍で活躍する姿を本当に見たかったのが心残りであった。



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