2015年8月3日現在の阪神2軍の選手で、戦力になりそうな選手を確認しよう

1軍では首位から3位までを行ったり来たりと混戦ですが、2軍(ファーム)の状態はどうなのでしょうか。上に出していける選手はいるのでしょうか、投手・野手別に確認します。20150713

現在の2軍は3位

チーム名 試合 引き分け 勝率
広島 78 49 26 3 .653
ソフトバンク 77 41 29 7 .586
阪神 81 42 34 5 .553
中日 74 27 42 5 .391
オリックス 80 24 49 7 .329

阪神タイガースは3位で首位とは13ゲーム差です。1軍のチーム状態が悪いせいか、中日・オリックスが大きく離されて最下位争いをしています。2軍の状態がここまで悪いと、上にあげる選手もなかなか出てこないでしょう。

現在の阪神タイガースの2軍チーム打率は、.251、防御率は3.06

本塁打ランキング

選手名 本塁打 打点 打率
横田 8 31 .211
北條 7 29 .257
江越 7 17 .318
中谷 5 26 .307
梅野 4 15 .316
ペレス 4 9 .288

1位の横田慎太郎は、2013年ドラフト2位で高校通算は29本塁打だが将来の大砲候補です。鹿児島実業高校出身で、先輩には元読売ジャイアンツの定岡正二や、杉内俊哉や本多雄一がいます。ルーキーの昨年は6本塁打で、今年は既に8本、打率が上がってくれば1軍昇格も十分ありえる。

2012年のドラフト2位の北條も成績が上がってきた。2013年は打率.199本塁打1本打点20と低調に終わったが、2014年は打率.259本塁打2打点23と確実性が増し、四球52とリーグ最多記録の選球眼を見せ付けた。今年は既に7本塁打で四球はリーグ5位の30とまずます。今年リーグ2位の、鳥谷のような四球数、選球眼の良さを今後見せられるか。

打率ランキング

規定投球回数で見ると、該当者がほとんどいないため100打席以上で抽出します。

選手名 打率 打数 安打
森越 .356 104 37
柴田 .353 102 36
江越 .318 154 49
中谷 .307 241 74
北條 .257 268 69
ペレス(おまけ) .288 59 17

1位はプロ入り5年目、今年から阪神に加入した森越祐人選手。ここ数年1軍では打率1割台と成績を残せないが、2軍では出塁率・長打率共にチームトップクラス。今年も1軍で7打数0安打3三振と結果は出ていない、守備の人から脱却したい。

2位の柴田講平は、年々1軍での打率が下降気味だが2軍では打っている。2011年のような打撃と足をまた見たい。

3位の中谷は5年目、2013年・2014年共に2軍で打率が2割以下と厳しいシーズンを送った。今年は打ってよし、走って良しと好調をキープ、5月9日の広島戦でプロ初安打を放った。1軍で見たい打者の1人。

マートンの対抗馬として入団したペレスだが、現在は2軍で好調だ。66打席で4本塁打とパワーを見せ付けている。マートンの調子が良いため1軍にお呼びがかからないが、是非パワフルな打撃を1軍でも見たい。

盗塁ランキング

選手名 盗塁 打率 出塁率
横田 8 .211 .248
江越 6 .318 .371
中谷 5 .307 .380
緒方 5 .226 .278
植田 5 .193 .270
荒木 4 .176 .271

2軍のスピードスターは誰か、一応横田と中谷の名前が入っているが70試合以上出場してこの数なので、一概に多いとはいえない。(江越や荒木は30試合台)

緒方・植田・荒木などの若くて元気が良いのが上がって来てほしいが、2軍で打率2割前後と全く打てていない。1軍での代走要員という手もあるが、現状上本・俊介・大和・坂・狩野と足の速い打者は揃っている。余程打撃が上向かない限りは、1軍で見る日は来ないだろう。

では投手部門を見ていこう、2軍では結果を出しているが1軍では打ち込まれている選手が多い。

防御率ランキング

投球回数20回以上を対象とする。

選手名 防御率 投球回数 自責点
小嶋 1.17 23回 3
山本 1.64 49回1/3 9
二神 2.06 43回2/3 10
榎田 2.08 21回2/3 5
島本 2.33 27回 7
サンティアゴ 2.49 43回1/3 12

1軍でも見た顔ぶれが多いことが分かる。

防御率1位の小嶋は、1軍では2007年と2011年以外全く活躍をしていない。今年は中継ぎとして期待されていたが、暴投や四球でイメージを悪くし、1ヶ月ぶりの中継ぎで2回7失点2本塁打2四球と乱れに乱れた。潜在能力は高いが、いっそオリックスで覚醒した白仁田寛和のように、出してあげたほうが活躍するかも・・・。

3位の二神は2009年のドラフト1位、2軍では毎年のように好成績を残すが1軍で打たれる。今年は1度出番があったのみで、2軍暮らしが続く。もう1度1軍で見たい投手の1人だ。

榎田・・・まさか2年間でここまで落ちるとは思っても見なかった、2012年のデビュー時は間違いなく阪神を背負ってくれる投手と思っていたのに、くすぶってないで1軍で活躍する姿が見たい。

5位の島本は育成契約のスタートにも関わらず、2回自由契約公示されているが這い上がってきた。まだ22歳と若く、今年1軍のチャンスを掴んだが17回1/3を投げて19失点と高い壁に阻まれた。メンタル的にまだ1軍は早かったか・・・。

1軍5連敗中の岩崎も育てるという意味では、出場させることは大事だけどサンティアゴでも悪くない気がする。

個人的には玉置を推しているのだが・・・

1軍通算防御率1.80の玉置投手に期待しているのだが、今年はどうも調子が悪いみたい。

24試合 1勝2敗6セーブ 投球26回2/3 被安打22 四球11 奪三振33

この成績を見る限り悪くないように見える、ただし防御率は4.39といまいち。時系列で追ってなかったが、どこかで大量失点を浴びたのだろうか。

2軍では普通の活躍をする年と、エース級の活躍をする年の2種類がある。それだけ2軍生活が長いということだが、潜在能力は高い。1軍で松田遼馬を使うなら玉置を使ってほしかった・・・もちろん松田も今後の阪神に必要な戦力だが。

玉置の1軍で投げる姿が見たい・・・数年前ですが、OBの矢野(捕手)がテレビ解説で、実力はあるから何とか日の目を浴びてほしいみたいなことを言ってたのが、口調からして矢野が強い思いをいだいているのが聞いてて分かった、今でも私の記憶にあり1軍での登板を待っている。



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