2016年の阪神で見たい試合とは?初勝利で見えてきたもの
公開日:2016年3月26日
金本阪神が2試合目にして初勝利をあげました、この試合はまさに阪神タイガースファンが待ち望んでいたという見たい選手がきちんと活躍してくれた試合ではなかったでしょうか。監督でここまでチームの雰囲気が変わるのか、試合が楽しみになってくるチーム、それはファンが待ち望んでいた事です。
出典:阪神タイガース
期待の選手が活躍してくれる事がファンには嬉しい
今期2試合目にして初勝利をあげた金本阪神ですが、ファンが楽しみな選手がまさにいま活躍をして行こうと動き出しました。
もちろん上手くいくときもあれば、きつい連戦や接戦が続くことは今年も予想されます。その時に本当の戦いが始まるのですが、新戦力が、未完の大器が今年は活躍してくれることを願って1年間応援していきましょう。
期待される野手
1番バッターとして登場した「髙山俊」は今年のドラフト1位ルーキーで開幕1軍、開幕スタメンを勝ち取りました。東京6大学リーグの安打記録を塗り替えた、安打製造機は走攻守全てで高いレベルで力を発揮してくれるでしょう。23歳のルーキーには是非新人王へ挑戦し、タイトルを取るまでに成長して欲しい。
2番バッターは3年目の「横田慎太郎」鹿児島出身の高卒3年目は、まだ20歳という若さ。確かに若さゆえのミスや暴走もありましたが、積極性がよく本番に強い気持ちでプレーする選手、楽しみですね。パワーもあり、オープン戦は15試合で打率.393で盗塁5という将来性を期待させてくれる成績を残しました。将来はオリックスの糸井のように走攻守合わさったプレイヤーとして、タイトルに絡んで欲しいところです。
高山と共に注目度が高いですが、高山は大学時代に記録を塗り替えた実力派。横田は荒削りな2年間の2軍生活から、阪神で成長してくれた選手、生え抜き3年目で早く次の試合が見たい。
3番バッターは新外国人助っ人の「ヘイグ」です。マイナーリーグの3Aで、マートンのような活躍をしていた安打製造機、代役として期待がかかります。長身から振り下ろすあの独特な打ち方も特徴的です。
8番バッターの捕手は「岡崎」です。2軍暮らしが続いたベテラン控えキャッチャーが13年目で、開幕スタメンに抜擢されました。バッティングは片岡コーチの指導の元で力を発揮し打撃力がアップ。課題はリード面ですがメッセンジャーからも投げやすい捕手として認められ、若い梅野には負けじと奮起しています。32歳ですが高校は奈良の強豪「智弁学園」で春夏甲子園へ出場し、社会人は「松下電器」で横浜DeNAの「久保康友」と活躍しました。
2009年に岡崎が14試合に出場して、打率.357と成績を出したときは活躍するかと期待しましたが上手くいかず・・・2軍でも3割近く打つ年と2割前後で全くだめな年が分かれるので、どこまでやってくれるか楽しみです。
期待される投手
助っ人外国人として「ドリス」と「マテオ」が入団しました。去年の阪神は救援陣の防御率がリーグ最悪で問題でした。オープン戦ではドリスが6回を2失点で7奪三振と好投し、マテオは6回と2/3を無失点で7奪三振と防御率0.00でした。
2015年のマテオはメジャーリーグのパドレスで26試合に登板し、27回で奪三振33で防御率4.00と好投しました。三振も取れてコントロールも悪くないことから抑え候補として活躍が期待されます。
ドリスは2012年に34試合で38回を投げて奪三振24で防御率6.39、2013年に5試合で5回を投げて奪三振0で防御率0.00と投げていましたが、それ以降はマイナーリーグでも精細を欠き成績が残せませんでした。まだ28歳と若く、最速は160キロという触れ込み。
実はこのマテオは、カブス時代に阪神の藤川球児と話をしたことがあり、藤川がとても丁寧に自分にいろいろ話してくれたことで日本人に対してとても良い印象を持ったという事。
マテオと同じく最速160キロ右腕のドリスは、日本でのプレーを心待ちにした。「日本で野球をするのが、一つの夢でもあった」。興奮気味に語った夢の実現。そこには、カブスでチームメートだった藤川の言葉があったという。「(藤川と話して)こんな素晴らしいピッチャーがいる国でぜひやってみたいと思った。どういう国か、どういう人がいるのかとかを聞いて、真摯(しんし)に答えてくれた。球児さんの人柄を見て、いい人がいるなと思った」
日本人としては嬉しいですね、藤川は活躍は出来ませんでしたけど日本の代表として海外でいろんな人に丁寧に対応し、再度こういった出会いがある、是非活躍して欲しいですね。
そして何といっても「藤川球児」です。独立リーグへ行ったときは不安でしたがオープン戦では15回を投げて防御率1.20で結果を残しました。もう昔のような火の玉ストレートは見えませんが、年齢を重ねて味のある打たせて取るピッチングを披露してくれました。
先発候補としてまだまだ若い選手には負けない、金本監督を胴上げするという気持ちを見せてくれています。以前の和田監督ならこうはいかなかったかもしれませんが、この人の為に頑張りたい、会社でも社会でもそうですが本当についていきたい尊敬出来る人には下はがむしゃらに頑張るものですね。
他にも昨年の2015年はローテーション入りした岩崎や、若い岩貞や石崎、岩本や山本も期待を覗かせる投球を見せてくれました。今年はこのあたりの投手が頑張ってくれないと、ベテランだけだと苦しくなってきます。
金本監督を胴上げしたい
さすがに1年目で優勝は厳しいでしょうが、次に繋がる1年目を期待しています。高山と横田が1年を通して活躍し、藤川が安定した投球を見せ、2人の外国人投手が後ろである程度成績を残せば、もしかするとかなり上位に食い込めるのではないかと思います。
あとは怪我だけには気をつけてもらいたいもので、掛布2軍監督には引き続き有望な選手を育ててもらい、1軍に何かあった時に2軍から期待の若手をあげてもらいたいものです。金本監督がどっしり構えていて、楽しく厳しくメリハリのある引き締まった試合をファンは期待しています。
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