2016年の女子プロ野球が豪華だ、知っている監督コーチもいるぞ

2009年にドラフト会議などを経て、2010年に59年振りに復活した女子プロ野球。7年目となる2016年は、監督やコーチに元プロ野球選手が多数入り、魅力的な選手も増えて面白くなりつつあります。今まで関心がなかった方も、元プロ野球選手のあの人が関わっているなら、と興味も出てくるかもしれません。
20160106-1
出典:日本女子プロ野球リーグjwbl

そもそも日本女子プロ野球って今どんな感じ?

2009年に組織が結成されて、2010年から公式試合が始まりました。創設者はわかさ生活の創業者の角谷氏で、MVP賞は別名角谷賞と呼ばれています。毎年ルールや試合形式が少しずつ改良されていて、参加しているチームは4つ。

京都フローラ
兵庫ディオーネ
埼玉アストライア
レイア

日本女子プロ野球機構のスーパーバイザーとして、元プロ野球選手で近鉄などで58勝し投手として活躍した「太田幸司氏」や、巨人で盗塁王を獲得した「松本匡史氏」がアドバイザーとして参加している。特命コーチとして、元西武などで176本塁打の「片平晋作氏」、元オリックスの「松村豊司氏」がいる。

注目選手は?

1番有名な選手が「川端友紀」選手だ。ヤクルトスワローズで2015年に首位打者を獲得した「川端慎吾」の兄弟だ。2人共出身は和歌山県の古豪、市立和歌山商業高校で元阪神で2000本安打を達成した藤田平氏の母校でもあります。2015年で阪神を退団した玉置選手も同じ学校でした。

試合:260
打数:800
安打:304
HR:0
打点:139
盗塁:69
打率:.380

6年間の通算打率が.380というバットコントロールが上手い選手です。本塁打は0ですが、女子プロは年間の本塁打王が2本というから、出るほうが稀なのです。

他にも2015年唯一打率4割を超えた「大山唯」選手や、通算打率で川端選手の上を行く「三浦伊織」選手などがいる。ちなみにこの三浦選手、2014年の打率は5割ジャストというから驚きだ。

元プロ野球を経験した選手が監督・コーチとして

【京都フローラ】
コーチとして「大原秉秀氏」がいる。東京ヤクルトスワローズで2003年~2008年まで在籍した、在日韓国人である。

【兵庫ディオーネ】
コーチとして「川口知哉氏」がいる。オリックスで1998年から2004年まで在籍した。

【レイア】
コーチとして「辻内崇伸氏」がいる。元巨人ドラフト1位だが1度も1軍のマウンドに立つことは無かった選手だ。2006年~2013年に巨人に在籍していた。

出典:女子プロ野球レイア古谷、130キロ超えへ飛躍誓う

昨年12月に就任が発表された大倉三佳監督(30)と元巨人の辻内崇伸コーチ(28)や、古谷恵菜投手(19)ら6選手が参拝した。辻内コーチは「今年からレイアのコーチとしての目標は技術向上はもちろんの事、選手がけががなく過ごす事を祈願しました」と話した。女子プロ最速の130キロ超えを目指すエース古谷は「けがなく1年やり通せる事と、今年こそはジャパンカップに出場できますようにお願いしました」とさらなる飛躍を誓った。

130キロを超える選手が女子プロではいないそうだが、男子でいう150~160キロのようなものだろうか。最速で120キロ台のストレートと変化球で勝負するのだ。

150キロ超えで話題になった辻内氏がコツを伝授するのだろうか。野球はスピードが速くても打たれ、コントロールが重要だ。しかし球速にこだわるのもまたロマンで、野球の楽しみの1つでもあります。

これからの日本女子プロ野球の未来

公式サイトを見てみると、女子らしい賑やかさがある。ラジオで熱いトークが聞けたり、感動ドキュメンタリー番組があったり、WEB漫画があったりする。球団のお店の紹介もあり、何とも可愛らしい、グッズなどが売っているのだろうか。

ニコニコ動画で生放送や動画が見れたり、フルイニングの生放送もあるという。現時点で、1ヶ月540円必要だそうだが野球好きには本格的な番組になっているとのこと。

一週間のうち、6日間が「チラシ配り」で試合の告知などを行っている
試合で遠征に行く際は、敵チームと同じバスで移動している、など

出典:女子プロ野球の「過酷な実情」

バイトをする必要があり、女子プロ野球の集客や収益を聞く限りではまだまだこれからというのが現状だ。ただ野球は楽しいスポーツなのは間違いなく、女子プロ野球も独立リーグと同様に野球人口を広げ、プロと言う目標もでき収益構造さえ上手く作れれば今後は上を目指してプレーする人の数も増えていくに違いない。



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