能見さんのピッチングが良いのは鶴岡のリードが良いから?

2桁敗戦数がけっぷちの能見さんが、7月14日から3連勝(勝ち負け付かず1度挟む)と勢いに乗っています。四球も少なく、安打も打たれず安定した投球が続いています。その影にはキャッチャー鶴岡の影響が大きいといえます。
20150523
阪神8-2広島で勝ち

勝利投手:能見(8勝9敗0S)
セーブ :
敗戦投手:中村恭(0勝1敗0S)

本塁打
【阪神】マートン6号(2回表ソロ)
【広島】會澤6号(8回裏2ラン)

8月5日:今日の阪神タイガースについて

15安打も打ったのは久しぶりで、ゴメスと江越が3安打猛打賞マートンが4安打の固めうちで8得点と、打撃に繋がりも出てきました。昨日エラー2つでやらかした上本がスタメンを外れ、変わりに大和が5打数1安打ですが「センター前ヒット・ライトの失策で出塁・ゴロアウトの間に1得点」と、最低限の働きをしてくれました。

8月5日:今日の広島カープについて

2年ぶりの1軍マウンドの中村恭平が3回途中で捕まり早々にノックアウト、得点も会沢の8回のツーランのみと、阪神先発能見に手も足も出ず。守っては最近1軍に合流してきたグスマンとロサリオの外人コンビが、揃ってエラー失策と守りにもミスが出た。相変わらず永川は不安定だ、元々抑えをやっていたときから危なっかしい投球が多かった。

今日は何といっても能見に限る。8回を被安打4、奪三振9、失点2と十分合格な投球だ。球数的に完投もできたが、年齢も考慮しての降板だろうか。能見の先発時は、藤井がマスクをかぶることが多かったのだが、最近は鶴岡だ。この鶴岡がうまく能見のパワーを引き出している。

実際に藤井と鶴岡のデータを見れば一目瞭然だ。
バッテリー別成績を見てみよう。

藤井:防御率4.15 5勝7敗 投球78回 自責点36
梅野:防御率4.50 0勝2敗 投球10回 自責点5

鶴岡:防御率1.61 3勝0敗 投球28回 自責点5

いかがだろうか、投球回数に差があるが鶴岡とバッテリーを組んだときの成績が群を抜いている。能見の投球としては、勝利投手の権利がかかった5回に失点する場合がダントツに多いので、それ以降まで無失点でいければ勝つ可能性はかなり高い。

しかも今年は8勝の内、4勝が広島カープ戦と相性は抜群だ、抜群の相性で抜群のバッテリー、勝利する条件が整ったからこその今日の勝利だ。

あと気になるのは、対右打者の被打率が.253だが、対左打者になると被打率.327となり左に弱いことが分かる。他の阪神先発陣は右も左も2割中盤以下で抑えているので、これだけが気がかりだ。

これで8勝と藤浪と並びリーグ2位の勝利数といい感じ、8勝にリーグ7人がごったがえしていて、中日大野が9勝で1位。実は最多勝も最多敗戦も狙える位置だ、とにかく10勝までは頼む。

明日の予告先発は?

阪神:岩貞 祐太 1勝1敗 防御率4.76
広島:薮田 和樹 1勝1敗 防御率5.09

明日は岩貞か、6月4日のロッテ戦以外では打ち込まれいいイメージがない。ただ若手のこの辺りから活きの良い選手が出てこないと、先発柱の数として後半戦苦しくなる。

ロッテで思い出すが、薮田と聞くと未だにあの薮田安彦(ロッテで活躍した中継ぎ投手)を思い出す・・・。

広島先発の薮田は制球に難があり、今シーズンは17回2/3を投げて14個も四球を与えている。以前の阪神戦では、4回を投げて4四球2死球と散々だった。



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